家族葬が増え、業者の手慣れた流れ作業と化した葬式

世の中の動きや変化が激しくなり、社会全体で膨大な情報がパソコンやスマートフォンを介して流れる時代となり、仕事だけでなく知り合いとの会話や日常的な情報交換でさえも人同士が面と向かって話す機会がすっかり減ってしまいました。効率的な社会では多くの都会人が簡素化された、便利な生活を望むあまり、人と人の関係が表面的な付き合いになってきた結果、金でつながったり、切れたりする関係が強まっています。このような生活パターンの延長線が隣近所や友人、知人との関係を希薄にしただけでなく、何時しか、親類縁者や近親者との関係も大きく変わってきたわけです。その典型的な例が葬式の行われ方の変貌ぶりです。昨今の高齢化社会では次第に年間死者数が増加傾向であるにも拘らず、住宅街で不幸の起こった家を見ることが殆どないはずです。人が亡くなると自宅で葬式を行うことが稀になり、費用を払って葬儀一式を事業とする葬儀社に全て任せて納骨まで済ませる葬式が当たり前のように行われるようになっているからです。従って、隣近所で立ち話程度でも長い付き合いの知り合いが突然亡くなったりすると余程家族と親しく付き合っていなければ訃報も知らされず、知り合いの亡くなったことを知らないまま月日の過ぎ去ってしまう時代です。近親者だけに訃報を知らせて執り行う家族葬が増え、通夜や告別式も業者の手慣れた流れ作業と化しました。

葬式を取り仕切る代表者

葬式を取り仕切る代表者のことを喪主と言います。この喪主は、基本的には故人の配偶者や親、子供や兄弟などの血縁者が務めることになります。しかし、故人に近親者がいない場合もあるでしょう。とくに、最近は一人暮らしの高齢者が増加傾向にあり、そう言うことは珍しくなくなっています。その場合は、故人の友人が喪主になっても問題ありません。ですが、その場合は友人代表や世話役代表と言う肩書きになり、喪主とは名乗らないのが普通です。喪主は葬儀が終わった後、法事を行う当主である施主になります。ですから、長く故人の供養ができる人が喪主にならなくてはいけません。ちなみに、かつては故人の両親や妻は喪主になってはいけないと言われていました。しかし、現在ではそう言うしきたりは気にされません。故人に一番近い血縁者がなるのが一般的です。

日本の葬式の形式と言えば

日本の葬式の形式と言えば、やはり仏式が最もポピュラーでしょう。神式もありますが、仏式で行われることの方が圧倒的に多いです。そう言うこともあって、仏式か神式しかないと思っている人も多いですが、そんなことはありません。最近は、無宗教による自由な形式で行われることが増えてきています。通常の宗教の形式にこだわらず、お別れの会や偲ぶ会と言う名称で行われることも少なくありません。また、故人の親友が集まって行う友人葬や同士葬、音楽で弔う音楽葬など、故人の生き方を反映して独自の方法で行うことも多いです。かつては、このような形式で行うことが問題になることも多々ありました。しかし、年々受け入れられるようになってきています。家族の誰かが無宗教葬をしたいと希望するならば、できる限りその希望を汲んであげるようにしましょう。

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